最近はかなり減ってきたように思いますが、
まだまだ会社にはパワハラ上司が存在します。20年以上会社経験もあると直接ではなくても様々な
パワハラ上司の話を聞きました。
彼らのたちが悪いのは
1.頭が良い
2.上層部との強烈なコネクションがあり、ちょっとやそっとじゃ異動、降格しない
と非常にしぶといです。
ひと昔前はパワハラ上司=仕事ができない上司が多いですが、
頭の良い(ずるがしこい)上司の方が増えてきたのではないでしょうか。
彼らはぐうの音も出ないくらい、悪くない部下を徹底に追い込んでいきます。
また、それが継続的に行われ、精神的にも肉体的にもボロボロになります。
昭和の時代でもないのに未だにこんな事をがおこなわれていると聞くと正直驚きですが、
少数ながら未だにしぶとくいる例もあるようです。
今回はそんなパワハラ上司にあたってしまった時の対応方法を考えていきます。
一生懸命にまじめに対応している人を責め立てる人なんて人間として最低です。
1人で悩まないことが大事です。
こんな上司がパワハラ上司だ
パワハラ上司のパターンは色々ありますが、
1.部下のミスや出来なかった事を説明させ、徹底的に追い込んでいく
2.超短納期での挽回策をやらされる。アドバイスは一切なし。
3.2の理由で挽回もできずに、また1の戻る。
最近では机をたたいたり、手を出すことは無くなったと思いますが、ある意味下記の方が陰湿です。
1.部下のミスや出来なかった事を永遠に説明させ、徹底的に追い込んでいく。
通常部下がミスをしたり、出来なかった場合は上司も責任者としてバックアップしていくのですが、
助言することもなく、えんえんと何故ミスしたのか、何故できなかったのか、理由を問われます。
みなさんもミスはだれでもあると思いますが、出来なかった理由はただ単に他の業務が忙しくて
出来なかったとか、短納期過ぎて間に合わなかったとか、上司も理由がわかっています。
でも、この仕事ができていないという部下の圧倒的な不利な状況につけこんで、徹底的に追い詰めて
きます。本当にひどい上司です。大人になっても泣かされたなんて事も度々聞きました。
2.その挽回策を超短納期でやらされる
1のように追い込まれた後、
『おまえ、どうするんだ。いつまでにやるんだ』
語気を強めて言われて、でも短納期でできないと答えると
『はあ~?』
と言われ、あわてて『明日中にやります』とできもしない約束をせざるを得ない状況に追い込む。
でも、一切上司からのアドバイスはもらえません。
3.2の理由で挽回できずにまた1に戻る
もう、延々と上司からの説教のループです。
精神的にも肉体的にもボロボロになってしまいます。
かなり昔の話ですが上司との飲み会とかでも
幹事が決めた会場が気に入らないと開始1時間前に突然言い出し、予約変更を求めてきたり
定時の日でも全員飲み会に強制的に連れて行かされたり、
欠席したら、次の日から仕事で嫌がらせを受けたり、不必要に文句をつけて、
延々と出張議事録を書き直しを命じる。
みんなその上司の顔色ばかり見て仕事をしている状態です。
また、違うケースでは
ある幹事が飲み会に上司にお金を回収に来ました。
幹事:『先日の飲み会のお金ですが、5千円お願いします』
上司:『はあ~、遅れていったのに何でみんなと同じ金額なんだ』と言われて一旦席に戻り
しばらくして、
幹事:『やっぱり、3千円で大丈夫になりました』
上司:『はあ~?お前さっき5千円って言っただろう、何で3千円になるんだ。説明しろ』
もう完全にいじめです。テレビで見る典型的な嫌な上司で最後に主人公にやられるタイプです。
10年以上前の話ですが大きな声でそのやりとりが聞こえ、その人が上司でなくてよかった
と思ったものです。
パワハラ上司の対処法
まずは
1.同じ境遇の仲間を見つけ、精神的に落ち着かせ、冷静に対策を協議する。
2.会社のこころの相談窓口へ相談する
3.実際のパワハラ場面を録音して人事へ送りつける
1.同じ境遇の仲間を見つけて、精神的に落ちつかせ、冷静に対策を協議する。
こういうった上司は必ずあなた以外もパワハラを受けています。多分思い当たる人がいると思います。
そういった人と一緒に悩みを共有することは精神的にも楽になり少し落ち着きます。
これが一番大事なことだと思います。
そんなクソ上司の為に、真面目なあなたが精神的にやむなんてとんでもない話で、
冷静な判断を取り戻す為に先輩上司や同僚でも良いので、仲間や相談できる人を
見つけて下さい。
2.会社のこころの相談窓口へ相談する
会社にはそういったパワハラやうつになりそうな人を救済する窓口を設けているところが多いです。
当然完全に個人名は守られるはずですので、第3者へ相談してみて下さい。
色々親身になってアドバイスやこころのケアをしてくれるはずです。
ありのままを話すことが大事です。
3.実際のパワハラ場面を録音して、人事部へ送りつける
こういった上司は大概、同じ部署のTOPの受けが良かったりして守られている。
例え何人か会社を辞めたり、うつになった人も続出しても、
上司側の言い分で報告され、これは部下を育成、指導する範囲で事なきをえることがあります。
要は何もおとがめなしです。
あなたの勇気をだした行動が無駄になってしまいます。
そういう時はもう人事部へ駆け込むしかないです。
ここ数年はボイスレコーダーも小さくなり、またスマホでも録音できることから上司バレることなく、
録音できるようになっています。
ちょっと勇気がいりますが、証拠を残すためには大事です。
人事も何かしら対応せざるを得ない状況にするのです。
会社ではこれにより、一気にそういったパワハラ上司は粛清されていきました。
大企業の場合だと会社のローテーションも早く、
部署によっても変わりますが、上司も所詮3年程度で変わりますし、仲間を見つけて、お互いを励ましあい、
助け合って上司の異動をじっと待つ手もあります。終わりがあると思うと大分気が楽になるはずです。
それでも我慢できない時は勇気をもって一歩踏み出してください。
大きく状況が好転していくと思います。それでも好転しない場合は転職も視野にいれるべきです。
そんなパワハラ上司が守られる会社に未来がないからです。
会社も馬鹿ではないので対応してくれるはずです。