家族

(映画)『そして、バトンは渡された』絶対泣ける。パパ、ママにおすすめ

今、じわじわと観客動員数を上げている映画があります。

令和最大のベストセラーを映画化した

永野芽都さん主演『そして、バトンは渡された』です。

永野芽都さん演じる優子は

ある運命から血がつながっていない親とともに成長していく物語です。

この映画、少女のみぃたんと高校生の優子さんの話が同時に進行していきます。

その二つがあるタイミングで繋がっていきます。

こどもがいるパパ、ママにぜひ見てほしいです。

いろいろな事が分かってくる後半から涙が止まらなくなるでしょう。

こちらが公式予告です。

こちらをみていいなと思ったらぜひ見て下さい。

この映画のタイトル『そしてバトンは渡された』とはどういう意味なんでしょうか?

こんな人にみてほしい

親子の愛情がテーマです。

こんな方におすすめです。

親子関係に悩んでいる方

どうやって子供に接していいのか分からない方

愛情をどうやって注いだらよいのか分からない方

親子で見てもいいと思いますし、

これから子供を産む予定の新婚さん

既に子供が親の手から離れた夫婦

要するにお子さんがいる世代にぜひ見ていただきたいです。

この映画を見た人は

92.8%が泣いたらしいです(ワーナーブラザーズ調べ)

私もそのうちの1人でした。

泣きたい方はぜひご覧ください。

鑑賞する時はここに注意してみると楽しさ10倍

独断と偏見ですが、この映画をみる時のポイントを4つ挙げます。

・映画タイトルの意味を考えよう。バトンとは誰から誰へどんなバトンを渡しているのか?

・通常バトンとはどんな意味をもつのか?

・二つのストーリーが展開されていくが、この関連性は何か?
(HPの表紙でている田中圭さん、永野芽都さん、石原さとみさんしか目にはいらないけど、石原さとみさんの後ろに移っているランドセルを背負った後ろの姿の女の子は?)

・サブタイトルで記載されている『親たちがついていた命がけの嘘と秘密とは?』に隠されている意味は?

映画の中では後から振り返るといろいろな伏線があります。

親子の会話だけでなく、服装や映像に何気なく映り込む人、場所。

本当に見逃せません。

上映時間は137分と長めですが、

正直に言うと

あっという間です。

今回これを見ていただいた方は是非

上記の視点で鑑賞頂くと1回目から拾える事もあると思います。

ストーリーもより理解できます。

簡単にポイントを説明しますと

バトンは駅伝でいうと

何が何でも次の走者にバトンを届ける為に全力でバトン(この場合タスキですが)を渡します。

時には骨が折れてでも、選手生命が立たれてもそれでも走り切ろうとする姿を目にしたことがありますよね。

この映画では

何のバトンを誰から誰へ全力で渡しているのでしょうか?

1回目は私の見逃したところがあります。

だから、2回目以降も内容を知っているからこそ見えるストーリーがあります。

ぜひ、最低2回見てほしいと思います。

映画を見るのを待ちきれない方はこちら

あらすじ

主演:

優子役:永野芽都

梨花役:石原さとみ

森宮さん役:田中圭

泉ケ原さん役:市村正親

水戸さん役:大森南朋

早瀬君役:岡田健史

と豪華ですね。

ここからはネタバレありです。

まだ見ていない方は本編をみた後にご覧ください

二つの物語

二つの物語は同時に進んでいきます。

1つはみぃたん(子役)と1人ママと3人のパパの話

2つは優子(永野芽都)と1人のパパの話

みぃたんは早くからママを病気でなくし、男手ひとつで育てられます。

このパパは水戸さん(大森南朋)で登場する唯一血のつながりのある親です。

そんな時、水戸さんの働くチョコレート工場で出会った梨花(石原さとみ)と再婚するところから

物語が急展開します。

水戸さんの夢は自分でチョコレートを作る事。

ある日突然水戸さんが会社を辞めたのでチョコレートをつくりにブラジルに渡ると言い出します。

当然水戸さんは家族でみんなでブラジルへ行くもんだと信じていました。

ところが梨花はブラジルには行かず、離婚する選択をするのでした

しかもなんとみぃたんも日本へ置いて行けと

血の繋がりのある水戸さんに迫るのです。

一方もう一つの物語である高校生の優子(永野芽都)は雨宮さん(田中圭)と暮らしています。

優子と雨宮さんは血の繋がらない親子ですが、雨宮さんの愛情に包まれ、成長していきます。

ですが、優子は高校では馴染めませんでした。

ピアノをきっかけに違うクラスのピアノの才能の持つ早瀬君と出会います。

優子は早瀬君のピアノに感動して卒業ピアノ伴奏者選ばれたのをきっかけに関係が深まっていきます。

みぃたんはブラジルへ行ったパパが恋しくてたまらず、手紙を何回も何回も書いていましたが、

パパから返事がくることはありませんでした。

そんな時みぃたんは梨花にピアノをやりたいと言い出します。

梨花は水戸さんがいなくなり、パートで生活していましたが、

ピアノを習わせる余裕はありませんでした。

でも、みぃたんの願いを叶えてあげたい梨花はある選択をします。

それがお金持ちである泉ヶ原さんと再婚することでした。

ここでみぃたんのバトンは泉ヶ原さんに渡されました。

みぃたんは梨花にあるもう一つお願いをしていました。

みぃたんは

パパを失った寂しさから絶対にもう1人にしないでほしい

梨花にお願いをしたのです。

この言葉をずっと優子は守ろうとしていました。

これがみぃたんというバトンが受け継がれるキーワードとなってきます。

バトンを渡された泉ヶ原さんはただのお金持ちではなかったのです。

みぃたんにピアノを与えるだけでなく、講師をつけ、そして愛情いっぱいに

育てたのです。

でもひとつだけ問題がありました。

それは

泉ヶ原さんは高齢でした。

あの時約束したみぃたんをひとりにしないという言葉を守るのでした。

優子は最後までみぃたんを育てていくために新たに婚活を始めます。

でも、この時点では梨花がただの自由奔放に生きる女性に見えます。

梨花が目をつけたのが同期の雨宮(田中圭)さんだったのです。

ここで二つの物語が繋がっていくのです。

みぃたんは優子の小学生時代だったのです。

優子(みぃたん)のバトンは雨宮さんに渡されたのです。

これで水戸さん、泉ヶ原さん、雨宮さんとパパ3人に梨花の手によって渡されていくのです。

そして最後のバトンは優子がピアノで出会った早瀬君(岡田健史)との結婚という

形で最後のバトンが渡されて物語は終了します。

ところが最後に大きな事がわかります。

梨花は

子供が埋めない身体であったこと

水戸さんと出会う前から体がよくなく、ブラジルへは行ける体ではなかったこと、

自分の命が長くない事を知っていた為、

みぃたんの約束を守るため、その時々で大切に育ててくれるベストなパパへバトンを手渡していく事を考えたのです。

物語を紐解くポイント

公式ホームページには物語を紐解く10のキーワードが紹介されています。

ネタバレ含みますので鑑賞後にご覧ください

1.新しいママと家族

2.チョコレートという夢を追ってブラジルへ

3.雨の日に出会ったピアノ

4.新しい未来が始まる音

5.クリスマスの夜の決意

6.梨花3度目の結婚

7.森宮さんの手料理

8.二人を繋いだロッシーニ

9.緊張と涙の卒業式

10.届かなかったパパへの手紙

これらはHP上でアンサーが記載があるのでぜひみてほしいと思います。

本当に実に手の込んだ映画です。10のポイントは映画鑑賞後絶対見て下さい。

そのポイントはHPに任せて

私のポイントは3つです。

1.みぃたん(優子)という絶対落としてはいけないバトンを

それこそ命がけでつないでいった物語であるというとです。

そしてつないだ人は3人のパパと1人のママです。

途中梨花が魔性の女的に扱われている一方で選ぶ男性はお金持ちだけではなく一貫性がない事に気になってみていましたが、最後を見て納得します。

梨花は自分の好みよりも最愛の娘にとってベストなパパを選んだのです。

選んだパパみんな素晴らしい方です。

2.梨花の服装の嘘

私の仮説ですが梨花の服装はわざと派手な服装を着ているだけで、

実は地味で真面目な女性であると思いました。

根拠は魔性の女と言いながら最初の水戸さんとの出会いはチョコレート工場です。

普通なら魔性の女の人は地味な職服を着てチョコレート工場で働かないし、

地味な水戸さんとは結婚しないでしょう。

そして結婚する男性の見る目は抜群です。

そして娘の為に鮮やかな服装をきて、血の繋がらないパパに対して寂しい想いを

しない為に、とっておきの技(辛い時こそ笑顔)を身をもって教えていたのです。

3.親たちがついていた命がけの嘘と秘密は?

梨花は本人ですので当然自分が命が短いということは知っていますが、

3人のパパはどこまで知ったいたのでしょうか?

私は2人目のパパである泉ヶ原さん以降は全て知っていた。

水戸さんはチョコレートをつくるという夢を捨ててほしくなかった。

でも、病気あることを伝えると日本に残るかもしれない。

だから、真実は伝えていなかった。

また、水戸さんとみぃたんの手紙を優子はお互いに何故渡さなかったのか?

水戸さんにはチョコレートをつくる夢を捨ててほしくなかったからと推察しています。

寂しがるみぃたんの手紙を読んだら返ってくるかもしれません。

梨花は水戸さんに夢を応援すると誓っていました。

また、子供が埋めなくなった梨花はどうしても好きな人の子供が欲しかったのだ。

というわがままもあったのも事実だと考えます。

本当は一緒に行きたかった。でも行けない。苦渋の決断だったのだろう。

でも自分ではみぃたんを奪う事はできなかった。

だから、みぃたんには酷だったかもしれないが本人にパパ、ママどちらについていくか

選択させたのだ。

みぃたんは血の繋がらないママを選択したのだが、

そのことを水戸さんに伝えた時梨花は喜んでいなかった。

むしろリビングで体育座りで寂しそうに映っており、

水戸さんに申し訳ない気持ちがあふれていたのだろう。

私はこのシーンが非常に印象に残っています。

それと同時にこの時どんな事があっても

みぃたんを大切に育てると決意したにちがいない。

まとめ

今回は『そして、バトンは渡された』の映画を紹介しました。

見た後、しばらく余韻に浸ってぼっとしてしまいました。

自分の子供の将来について考えました。

血がつながらなくてもこんなに愛情を注げるのか、

私ももっと子供たちに愛情を注がないといけない。

いっしょに過ごす時間を大切にしたい。

そして、幸せになるまでバトンを守っていきたいと強く思いました。

ぜひ、ご覧になって下さい。

本でも読んでいな方はこちもぜひ

令和最大のベストセラーに嘘偽りになしです。

また必ず泣きます。

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