仕事

テレワーク時代の変わり続ける力

テレワーク時代、働き方が大きく変わりました。今では自宅でも仕事をするのが当たり前になりました。

また、このテレワークにより、顧客との関わり方も対面からオンラインに切り替わり従来のコミュニケーションでは通用しない時代になってきております。

また、働き方改革もDX(デジタルトランスフォーメーション)化が進み、旧態依然の仕事スタイルを貫き通す人材はあっという間に

『昭和の働き方』なんて若手に言われてしまいます。

私もそうです。よちよち状態でとても将来使える人材と思えません。

そうならない為に

常に自分を磨き続き、変わり続ける力がテレワーク時代にはより重要になります。

今回は将来をしっかり見据え、その為にするべきことをきちんと日々を過ごすコツを説明していきます。

私も変わります。あなたも変わりましょう。

私が変り続けなければいけないと感じた出来事

テレワーク時代が到来して、私自身も遅くとも1年たてば、また元の仕事スタイルに戻れると思っていました。

しかし、1年たってもコロナは収束せず、テレワークも継続されています。

仕事ではお客様との打合せはオンラインで当たり前になっており、未だに一回もあっていない人も沢山います。

営業職ですが、お客様と一回も合わないで仕事が進むなんて考えられない時代です。

私もこのテレワークで変わらなきゃと思っていた矢先に

会社では40代になると自分に第2のキャリアを考える為の研修がありました。

その中で、市場価値測定データなる自分の今の市場価値を測定できる研修がありました。

私自身大手企業に勤め、曲がりなりにも次長格で仕事でも結果も残していたので、自信がある程度ありました。

ところが、この市場価値は私の予想をはるかに下回る結果にショックを受けました。

ここでは市場価値の指標として給与レベルもわかるのですが、実際もらっているレベルから40%も低かったからです。それだけ自分が市場で価値として示せるものが少なかったと言えます。

すなわち、今後転職では今の肩書や同等レベルの給与を要求すると全く市場価値がないということを突き付けられました。

特に点数が低かったのが今後必要なITスキルだったり、国際能力スキルばかりで市場価値が低いのは残念ながら納得しました。

私たちがまず認識しないといけないのは客観的な自分の能力ではないでしょうか?

自分の実力と思っていた事が実は会社の看板による成果が多い事に気づいたからです。

特に点数が低かったところはPCスキルだったり、国際能力だったり今後必要な能力ばかりでした。

プロ野球の名監督だった楽天イーグルズの元野村監督はプロ野球選手に野球だけでなく、考える力、備える力を指導していたと言います。

どんなプロ野球選手でも寿命が長くても40歳程度、プロ野球になり通常30歳を超えると引退し、誰でも必ず第2の人生を歩む必要があります。

ですので、野村監督は引退後の事を考えろと、将来自分はどうりたいのか、野球選手になったら引退後の事を考えなさい。少なくとも、野球に関わり続けるのか、全く違う人生を歩むのか考えろと指導したそうです。

やはりプロ野球の場合第2の人生の方がはるかに長い。非常にチームだけでなく、個人の人生も考えてくれた素晴らしい指導者と改めて思いました。

社会人でも同じだと思います。

俺も昔ながらの営業スタイルで生きていくんだとか、face to faceの打合せにこだわるんだと

意固地になっていても、コロナが終わっても、テレワークの時代は終わりません。

このテレワーク時代の到来はまさに第2のプロ野球人生と同じくらい変化点だと考えた方がよいです。

今、変わらないとあっという間に窓際族、肩書はあるけど働かないおじさんとして扱われてしまいます。

昔なら給与体系も年功序列で上がっていた時は良いですが、今はそうした昔ながら給与体系を見直しをしており、与えられたポジションに対して働いている人を正しく評価する制度に変りつつあります。

評価されないとどんどん給与、賞与が下がる時代になることを理解すべきです。

期初面談で部下と話をしましすが、意外に給与体系が見直しされているのは理解していますが、どう変わったのか理解していない人が多いです。今の職場の給与体系を今一度確認することをおすすめします。

常に周囲に見られていることを意識してベストを尽くす

40代になるとある程度、自分の最終肩書がわかります。課長どまりで終わる人、最近では係長で終わる人もいます。そこで腐って適当にやっているとどんどん給与が下がります。

では、どうすればよいのでしょうか?

私は常に『仕事に大小関わらず、自分のパフォーマンスを最大限発揮すること』とだと思います。

この毎日の過ごし方で大きな成長と繋がります。

その意識を保つには

人が自分を見ているという意識をもつことです。

会社の仕事というのは1人で完結する事ははとんどなく、どんな小さな仕事でも次にその仕事を受け取る人がいます。

つまり誰かがあなたのアウトプットをみているのは事実です。

その意識を持つことで、このアウトプットをもっとよくする方法はないのだろうかと考える事の積み重ねが大きな差となってきます。

知らず知らずのうちに自分への評価も高まってくるはずです。

現在、残念ながら昇格の道は本当に狭き門で昔なら簡単に課長格になれたのに、昇格が遅れたり、ましてや次長格も昇進試験の土台にすら中々のらない、本当に厳しい時代になりました。

でも決して腐らずに自己を磨き続けている人は遅くても部長になったり、課長格でもプロジェクトリーダーとして一線で周囲の人望も厚い人はいます。

先にご紹介した給与体系改革は役職はあげられないけど、その働いた分給与で報いる為の改革なんだと思います。

逆に言えば運よく昇格してもそれにあぐらをかいている人は、実は下の役職の人より給与をもらっていない、という時代がきているのです。

少なくても私の会社はそういう給与体系になりました。

その為にはまずそのプロジェクトやそのポジションにつく必要があります。

そのプロジェクトやポジションにつくには、そういったひとつひとつの積み重ねで評価を得る事が必要です。

『人はひとりでは絶対生きていけない。人の評価で生きている。頑張っていれば見ている人は絶対見ている』

これはよく言われる話ですが本当だと思います。

私は係長前の時に花形部署にいました。

当然係長の昇格は花形部署で働いていたので当たり前に昇格できると思っていましたが、その部署にいた同期は12人いましたが、私だけ昇格できませんでした。

当時は相当落ち込みました。なぜなら当時は残業規制や働き方改革の言葉すらなく、不夜城と会社が言われていたくらい昼夜問わずがむしゃらに働き続けていたからです。

でも腐らずに、何故評価されなかったのかを冷静に考え、やり方を変えつつも結果を積上げました。

その結果、次の年はなんとか昇格する事ができました。聞くところによると相当危なかったのと聞きました。

1年下の世代も優秀な人が多かったからです。

では何故昇格できたのかというと、

自分の直属の上司だけでなく、元上司も私の昇格を後押ししてくれたということを後から聞きました。

『目立たなくて地味だか、仕事ぶりは決して他社と負けていない』と力強く推薦して頂けたと。

死ぬほどうれしくて、今もこの恩を一生忘れません。誰かが見ててくれているんだと思った瞬間でした。

この経験を踏まえて、私の部下もそういった愚直に積上げる努力を続ける人を全力で指導しています。

それは年下の部下だでなく、年上の部下も同様です。

テレワークになり、未だにTeamsでのコミュニケーションを嫌って、メールだけでやっている50代の人を見かけますが、仕事はできる人なだけに勿体ないと思いました。

正直今後は使えない人材になる可能性は高いと思います。

この今のコミュニケーションツールを使いこなさなければ、2,3年後全く役に立たなくなってしまいます。

今はできなくても諦めず、手を抜かず、変化についていくことです。

誰かが見ててくれます。

そしてチャンスが来た時にモノにできる確率が上がるはずです。

将来に備える(自分に必要なスキルを考える)

みなさんは将来のキャリアプランを考えていますか。

30代の人は40代、40代の人は50代と自分はどうなりたいでしょうか。

会社で年初の面談をして思うのは若い人、年配の人含めて、

将来の自分のキャリアプランを考えていない人が多いです。

私はぼんやりでしたが、キャリアプランを考えていました。

まず最初の部署から花柄部署へ異動して会社の本流の営業を学びたいと思い、希望をして実現しました。

グローバルカンパニーで働く以上海外へ行き、異文化の中で自分のスキルを身に着けたい。

本流とは全く違う新事業で営業してみたい。

入社して最低でも次長格まで昇格する。ちっちゃい夢ですみません(笑)

今これらは全て目標は達成しました。

次なる目標は

再度、海外拠点へ行き、今度はある程度のポジション(責任者)として赴任して、自分の力でその地域の業績をあげ、地域社会に貢献したいというのが、私のキャリアプランです。

どの道を進むにしても、その将来を見据えて、その実現の為にすべきことを日々過ごしていくか、それとも何も考えず過ごすのか、どちらの道をとるかでその後の人生は大きく変わってきます。

私の場合はこのテレワーク時代への対応と将来のキャリアを考えて3つのスキルを磨こうと思います。

・ワードプレスを活用して、ブログを開始(ITスキル向上と自分で稼ぐ力を身につける)

・英語でのコミュニケーション強化(海外赴任を見据える)

・簿記(まずは3級)の勉強(拠点長になるためにPLやBSを学び、経営感覚を磨く)

ちっちゃと思うかもしれませんが、私には大きな変化です(笑)

この3つについても別ブログで今後みなさんに報告していきたいと思います。

どの道が自分にとってベストなキャリアなのかを常に考える

キャリアプランも常にブラッシュアップしてメンテナンスしていく必要があると思います。

社会情勢や業界の環境や状況だったりと大きく変化しているからです。

私は上記にITスキルを加えたのはテレワーク時代や自分での市場価値を高める為です。

いま、どのような選択をすれば最善の結果を生む可能性が高いか?

あらゆる選択肢を想定して、もっとも成功する確率が高いものを選択する。

その為には常に考え、様々な職場の人の話やキャリアを聞き、尊敬する上司や同僚のキャリアや学んでいるスキルを真似てみたり、色々試してみると事です。

こういった事で周囲にも自分のキャリアが伝わり、それを見ている人が評価してキャリア実現に繋がっているのです。

私の周りには海外へ希望している人がいますが、でもオンラインの会議上で英語の会議になると

一言もしゃべらない。

貝になる人がいます。思わず回線状況が悪いのかと疑うくらいです(笑)

一方、下手でもTeams等のチャットと海外の人も積極的に交流を図り、かつ会議上も発言し続ける人がいると

すると海外赴任の枠が一枠あったら、推薦するのはどちらになるか明らかですよね。

人間力を磨く

実例で話をします。

ある癖のあるお客さんがいて、二人担当者がいます。A君とB君とします。

A君は若手の優秀と言われている人です。

B君は中堅でどちらかというと仕事は普通ですが、周囲の人望が厚い人です。

ところが、何故か優秀な若手A君ばかりがお客さんともめて、最悪の結果になるケースになった事もありました。

一方、B君は問題をおこさず淡々と仕事は進んでいきます。

この差はなんでしょうか?私は人間力の差だと思います。

そのお客さんが理不尽な要求をしてきている時、

優秀なA君はロジカルに相手を説き伏せようとします。

一方人望の厚いのB君は多少理不尽な要求であっても、相手の会社の立場も考えて対応してあげている。それを積み重ね信頼関係を結んでいっていきました。その為、本当にできないことは上手に断ることが許されるのです。

やっぱり聞く立場になってみるとどちらをひいきするか、明らかだと思います。

ぎこちなくても一生懸命対応していれば、お客様も好意を持って接してくれるのです。

相手の立場をおもんばかって、理不尽な要求でも許し、自分事として捉え、自分が何が駄目だったか、どうすれば相手が変ってくれるかを考える力が大事なのです。

その人間力を身に着けるには謙虚な心と感謝の心、そして何より素直さを忘れてはいけないと思います。

そんな人はいくつになっても重宝されます。

自分に言い訳をせずにいろんな分野でチャレンジする

自分が会社を辞めなければいけなくなったことを想像してみて下さい。

自分ー仕事(私の場合営業)=0(ゼロ)では、第2の人生をスタートすることができません。

そうならないために、自分の仕事だけでなく、将来の仕事、家族、友人、お金、健康など様々な分野で自分を磨き続けることが大事です。

今の仕事が忙しいからという一番都合のいい言い訳で全てを放棄していませんか?

英語の勉強をしない、自己啓発しない、家事の手伝いをしない、ストレスたまるから散財する、メタボ街道まっしくらでは、人からの本当評価を得られません。

私は職場だけでなく、家族からの評価も得て、人間力が上がると思っています。確かに仕事ができて出世しているけど、家庭は崩壊寸前では自分の人生楽しくありません。またそういう人は人間的に魅力はない人が多いような気がします。

常に自分を磨きつづけ、自分のキャリア(夢、希望)を仕事でもプライベートでも持っている人が、一人の人間として社会から認められる時代になってきています。

私の好きな言葉でマンガのスラムダンクでバスケの試合を大差で負けており、その試合をあきらめかけていた選手に監督がかけた言葉で

『あきらめたらそこで試合(ゲーム)は終了だよ』

という有名な一節があります。その後、最後の1秒まで選手全員が諦めずに逆転して勝つという話です。

人がもうだめだ、こんなのできっこないと思った時点で何もしなかったら、そこで成長は止まってしまいます。

ましてはバスケットと違い、人生には終わりはないです。諦めなければ何にでも挑戦できるのです。

40代になると今の得意領域を絞って磨きましょうという本が多いと思いますが、こんなに変化の多い時代に

その今の得意領域が将来にわたり有益かどうかは見極め、

成長の方向性を時代の変化にあわせる必要が有ります。

今から、Outlook、Zoom、Teamsなど何でも使いこなせるようになりましょう。

評価は自分がするものではなく、周囲がするものである

最近よく感じるのは、

『俺こんなにできるのに全く評価されていない。』

という人が増えてきている気がします。

正直、全く実力が伴わないにも関わらず、『上司は私を見てくれていない』と言ってふてくされているケースが多いです。そんな人はもとから見込みがない人が多い。

そもそも相手に認めてもらう努力を怠っているからです。

誰かが見てくれているのは事実ですが、自分ができると勘違いして成長が止まっており、結果として見ているけど評価されていないことに気づく事です。

なんとしても自分を見てもらいたい、認めてもらいたい、その為にはどうすればよいのかとずっと考え続けることが人の成長が始まります。

何も努力をしない人に限って文句だけは超一流です。逆効果であることは間違いないです。

特に最近はOne on One meetingなる一対一のミーティングが流行っており、その中で上司は部下の話を否定せず、傾聴して成長を促すスタイルがあります。

私自身これは部下側が謙虚な気持ちになることが大前提にあると思っており、俺天才的な部下には逆効果です。

やはり部下は自分は何故上司に認めてもらえなかったのだろうと思うきっかけを与えることが必要です。

傾聴してほめてばかりいると、その中で上司の言いたい事、アドバイスをしているのにそこは聞き流している人がいます。これが結果的に自称天才社員が増えている要因ではないかと思っています。

確かに、誰しも自分が一番かわいいので、自分には評価が甘くなりがちです。

でも評価とは他人がくだすものであることを肝に銘じることです。

他人のくだした評価が正しいと思い、自分の足りないところが何だったのかと常に自問自答していくことが

人間は成長できるし、変わる事ができるはずです。

では人に評価される人はどんな人なのでしょうか。

私は高い志をもって仕事に愚直にやっている。そしてコンスタントに実績がでている。これで十分です。

そういう人は仕事に対する姿勢、覚悟は見た目でも違います。しっかり仕事をしていれば見た目で目立つ必要はないです。

まとめ

本日はテレワーク時代の変わり続ける力について説明しました。

コロナにより、テレワークと言う大きな働き方が変わってきます。

この流れにのれる人、のれない人で大きく変わるはずです。

正直、40代、50代以上の方は今までの働き方を変えていくのは勇気がいることだと思いますが、

そんなことを言っていては始まりません。

変り続ける力には

・仕事の大小問わず、ベストを尽くして最善の成果を目指す

・将来に備えて自分のキャリアを考え、それに従い自己研鑽する

・人間力を磨く

・自分に言い訳せず、様々な事にチャレンジする

・評価は他人がするものであることを肝に銘じる

将来自分がどういうキャリアをつみたいかを、今の時代、今後必要とされるものは何かを常に考え続け、それにあわせて自分を変え続けている力が重要です。

私も今自分のキャリアを変えようとしている最中で海外責任者の夢に向かって進めています。

今回の記事がみなさんに少しでもお役に立てば幸いです。