今回は資産運用を始めたいけど、怖くて始められない人に向けて書きます。
よし、資産運用だ。株式投資やるぞ。
と、心に強く誓って、5年の月日が流れました(笑)
やっぱり、資産運用って成功する話もある一方で失敗の話も多く、株式投資となると少し怖いですよね。
でも自分の資産を上手に運用していくことはスタンダードで、これからは絶対必要だと理解しましょう。
その理由を考える上で下記の質問に考えてみて下さい。
・5年前と比べて給料はどれだけあがりましたか?
・手取り額は増えましたか?
・5年前と比べて貯金額はいくら増えましたか?
恐らく最初の質問である給料は増えている人もいると思います。
でも次の質問はどうでしょうか?
恐らく増えている方は少ないと思います。何故ならどんどん社会保障費が増えており、増税を繰り返している
からです。
その結果、貯金額も銀行に預けているだけでは、超低金利の中で増えていないはずです。
今の時代は給料だけでは生きていくことはできますが、自分の貯蓄額を貯金だけで増やす事はできない時代になったと思います。
少しでも資産を増やしていくには、正しく知識を得てリスクを把握したうえで資産運用を始めることを検討してみましょう。
集めた年金のお金を国は資産運用しているのをご存知ですか?
それでもなお、資産運用始めたい、でも不安定な世の中『やっぱり銀行に預金しておこう』と思っている人もいるはずです。
その慎重な姿勢は大切です。資産運用する時には大事な感覚だと思うので安心して下さい。
様々なリスクに備えて、リスクを分散させることが大切だからです。
例えば、みなさんから集めた年金はどうしているのでしょうか?
現在の年金制度を100年後も維持するために、現在の集めた年金保険料と国庫負担で年金受給者へ支払った後
余剰資金を年金積立管理運用独立行政法人(GPIF)が資産運用しています。
ご存知でしたでしょうか?
では、運用成績はどうでしょうか?GPIFのHPで資産運用実績がわかります。
20年度第3四半期まで掲載されておりますが、2001年から始まり運用資産額177兆7030億円になっており、
運用益は3.37%で約+85兆円もの資産を増やしております。
国も国民から集めたお金をリスクをとって上手に運用しているのですね。
GPIFの投資先もHPではしっかり公開されております。基本ポートフォリオは
・国内債券:25%
・国内株式:25%
・海外債券:25%
・海外株式:25%
国内外の債券と株式を1/4になるように投資しているんですね。
でも何で色々なところで試算運用しているの?
それは
リスク分散しているからです。
卵の入ったカゴをイメージして下さい。4つにわけて卵をいれておけば、万が一1つカゴを落としてしまったときにそのかごに入った卵だけが割れてしまいすが、他の3つのカゴは救われます。
考え方としては同じです。
国民の年金を運用するGPIFのHPをみると年度別もわかります。
年度別の運用実績も景気によりマイナスになっている年もありますが、長期投資により通算で3.37%の利益をだしているんですね。
慎重な方はこういった方法を真似てみるのもひとつの手段だと考えます。
またここで理解頂きたいことはリスク分散の必要性ともう一つポイントがあります。
運用益の相場感を知る事です。
上記のように運用すると
大体年の運用益を3%程度なんだと知る事が大事なのです。
但し、長期運用を前提とすることが大事です。
単年単年でみるとマイナス5.22%の年もあったり、プラス12.24%の年もあります。
初心者の方にオススメする資産運用は日々の値動きでで一喜一憂せず、こつこと積み立てていく長期投資をすることが大事なのです。
たまにネットとかで、運用益10%以上を約束するみたいな広告とかあるよね。
あれに挑戦してみたいです。
だから運用の相場感を知る事は重要なんです。相場を知っていればこの広告あやしいなと気づく事ができます。
まさかに備えて生活防衛費を確保しましょう。
よおし、やる気になってきたぞ。早速資産運用だ。
ちょっと待って。まずはもしもに備えて生活防衛資金を確保しましょう。
余裕資金で始める前に3カ月から6か月からの生活費を直ぐに引きだせる預金として確保しておいて下さい。
人生には突発でお金が必要になったり、突然のリストラで生活費が無くなったりとリスクがあります。
その安心する材料として生活費を残しておくのです。
月々の生活が20万円の方は60万円から120万円程度となります。
仮にリーマンショック等で株が一時的に急落した時でも慌てて資産を売ることもなく、目的である長期運用が安心して継続しやすくなります。この生活費を確保することは大事な事です。
気持ちに余裕がないと損してもで売ってしまっては折角長期運用ができなくなっています。
初心者向け資産運用でおすすめの本
余裕資金で狙った会社に1点投資みたいにやりがちですが、始める前にお金の本を勉強することをおすすめします。
きっと不安な気持ちを払拭して、かつリスクを理解した上で健全な投資を始めることができます。
私が資産運用を始めたきっかけのおすすめの本を紹介します。
山崎元さんのマネー本です。
・『山崎元のほったからし投資 資産運用の大正解』宝島社 990円
・『山崎元のやってはいけない資産運用』宝島社 1,100円
・『山崎元のマネーの正解』宝島社 1,100円
山崎さんの本は、投資の初心者向けに詳しく、そしてシンプルに教えてくれます。
最初私が愛読していたのですが、今では私の妻もすっかりファンになり、新書が出るたびに夫婦で購入して勉強しています。
5年間も躊躇(ちゅうちょ)したのビビりの私の背中をそっと押してくださいました。
まさに私の神本です。
その中でも山崎 元さんの最新刊(2021年5月28日発売)をのせておきます。
この本の向いている方は
・投資を全くやった事ない方(資産運用だけでなく、リスクをしっかり教えてくれます)
・短期売買を目的ではなく、長期投資をしたい方(新NISA対応)
・どの商品を購入すればよいか迷っている方
(ずばりおすすめインデックス商品が紹介されています)
山崎さんの良いと思う所は、最近の流行りの米国S&P500と全世界株式投資どちらがよいか等々
他の本では触れられていない気になることを山崎さんの考えがズバリ述べられています。
ネット証券で口座を開設しましょう
山崎元さんの本を読めば、
『よし!早速〇〇証券の店頭窓口に行って口座開設だ』とはならないと思いますが、
口座開設は
ネット証券で申し込みましょう。
理由は3つです。
1.口座開設が簡単
2.売買手数料が安い
3.余計な商品をすすめらない。
なんと言っても手続きが楽ですし、煩わしい会話がせずにすみません。人見知りに私にはぴったりです。
ネット証券は店舗運営が無い為、圧倒的に手数料がやすく、資産運用するにはお得です。
おすすめの証券会社は
1. SBI証券
2.マネックス証券
3.楽天証券
この上記3つであればどれを選択しても、問題ないと思いますので、初心者向けにやさしいインターフェース
見やすいチャート、使いやすいアプリ、どれも甲乙つけがたいです。
私がマネックス証券とSBI証券、妻は楽天証券を使っています。
まとめ
今回は投資を始めるまえにやるべき事をまとめました。
ポイントは3つです。
1.どのような資産運用やどの程度運用利率を目標にすればよいかイメージをつかむ
2.3カ月から6か月程度の生活費を運用資金とは別に準備しておく
3.手数料の安いネット証券で口座開設する
これで準備万端です。あとは実践あるのみです。
実際の運用方法はこちらを参照ください。
最後まで読んでいただき、有難うございました。