会社生活20年以上過ぎて、多くの部下や同僚、先輩、上司と携わる中で
夢をかなえ、海外勤務へ実現してキャリアアップしていく人
数多くのプロジェクトを任せれ、実績を積んでいく人
あなたの周りにもそういった方はいらっしゃると思います。
・逆に、ことごとくチャンスを逃して出世できない人、
・大きなプロジェクトリーダに抜擢されず、ずっと同じ担当をしている人
も多く見てきました。
実は夢を叶えるには決して才能やセンスはいならない。
では何が必要なのでしょうか?
1.徹底的に『そなえる』
2.いくつになってもあきらめず『行動する』
たったこれだけです。簡単だと思いませんか?
この記事を読めば
・自分にはチャンスが回ってこないと思っている方
・どうしても結果がでないと悩んでいる方
が少しでもチャンス、夢をつかむ足掛かりになります。
私も20代、30代半ばくらいまで同期の中で出世で遅れましたが、
将来必ずチャンスがあると思い諦めず、与えられた仕事に全力で取り組みました。
そしてついに30代半ばでチャンスは突然やってきました。
海外赴任者が急遽日本へ帰国しなければならなくなりました。しかし、定期ローテーションの時期ではなかったため、人がいなかったのです。そのタイミングの時にたまたまその赴任先の責任者が私の元上司で腐らずコツコツ仕事をしてくれている私を評価して指名してくれたのです。
また、私は当初から海外赴任を希望していたのでそなえも怠りませんでした。
当時私は売上規模は少なかったものの数多くのコンペ案件(お客様が商品を決定する際に数社に声をかけてプレゼン、見積りをみて購入する会社を決定する方式)を担当しており、経験値では絶対負けない自負がありました。私はグローバル化になり、お客様の会社も日本主体から海外拠点に決定権が移る時代がくる。その時、海外拠点からこういったコンペに強く、経験豊富な人材が必要となる。と考え、自分のスキルを磨き続けました。
もう断る理由がありません。その海外赴任で実績を残して同期の中でキャッチアップして、40代で同期の上位20%以内に入ることができました。
では『そなえること』と『いくつになってもあきらめず行動する』ことについて詳しく説明します。
そなえることの重要性(なぜか上司に評価されない人)
職場や自分の経験でこんな経験ありませんでしょうか?
あなたならどう思いますか?
・上司から承認をなかなかもらえない
・面談でいろいろ希望を言うが会社に受け入れられない
・お客様との交渉が上手くいかない事が多い
これらの原因を全て全て他人のせいにしている場合は要注意です。
まず自分事として振り返ってみて下さい。
・上司から承認をなかなかもらえない
これははっきり言います。
上司になって分かりました。準備不足です。
どうすれば承認をもらえるのかを考えていないことがほとんどです。
準備の重要性は多くの偉人が語っています。
『木を切り倒すのに6時間もらえるなら、私は最初の4時間を斧を研ぐことに費やす』(第16代大統領リンカーン)
『運がいいなんてありえない。チャンスは周到な準備をした者だけにやってくる』(ノーベル物理学賞小柴昌俊)
過去の成功者も影で周到なそなえをしています。
今回の上司からの承認をもらえないケースでいうと
上司は同時に多くの案件を抱えています。
また、メールは1日100~200件以上は必ずきます。
全て目を通す人もいればCCの場合は全く読まない人もいます。
自分はメールで報連相しているから大丈夫とか思っていませんか?
もちろん覚えているケースもあります。上司も部下の案件をなるべく即断できるように把握、記憶しようと努めます。
でも承認を得るために何をすべきかを考え、準備している(そなえている)人は承認者である上司の立場で考え説明します
上記のような多くのプロジェクトを抱えている上司であると考えれば、
導入部でしっかり過去の背景、流れ、過去上司に相談していればその指摘事項等を触れてから説明してくれます。
こうして説明してくれると頭がクリアになり、過去の説明を受けた記憶が戻ったりして承認を得やすくなります。非常に内容がわかり判断しやすいです。
一方、既にメールで理解している前提で話していると最初何の件かなと思って聞いていますので内容理解まで時間がかかります。
さらにそういう人は承認を得たい一心で上司から突っ込まれたら嫌だなと思っている所を隠しながら説明するので、余計に報告内容がぼやけて何が問題なのかわかりにくくなります。
どうすれば承認を得ることができるのか、上司の求めるレベルを考え、その目的達成のために準備することだ大事です。
・面談でいろいろ希望を言うが会社に受け入れられない
私も上司になって毎年数多くの部下と面談してきました。若い人から年配の方まで様々な方と面談させて頂きましたが、残念ながら評価できない人やその要望は叶えるのは難しいと思う人に共通点があります。
例をあげます。
・欧米行きたいけど、何も英語勉強していない。欧米との会議で一言も発言しない。
・総務部に異動したいのに何もそこに近づくための努力をしていない。社労士などの資格の勉強もしていない
という備えができていない。
そんな状況で欧米拠点からほしいと言われますか?
総務部の人と接点がない時、何もスキルがない人をわざわざ取ろうと思いますか?
更にそういう人に限って
目の前のパフォーマンスが悪い傾向があります。
ぜひ、面談時にはなぜそこへ希望するのか、その為にどういうそなえをすべきなのかを考え、私はこういう準備をしているので、是非チャレンジさせてほしいと具体的に説明してみてください。
絶対評価が変るはずです。
・お客様との交渉が上手くいかない事が多い
このケースは最初のケースにも似ています。
実績を積んで夢を掴むためには絶対必要な視点です。
それは交渉相手が
どのような評価軸でこの交渉を進めるのか
を徹底的に考えているかです。
よく交渉をこじらせるケースとして、
何でもロジカルに顧客を説き伏せようとすることがあります。
これははっきり言って、何も特がありません。
極端な話をしますとロジックはどうでもよいです。
例えば商品を売り込むとき、わが社の製品は〇〇が優れているから絶対購入した方がよいですよ。
とぐいぐい迫る人がいます。
また、先回この件についてご確認してくれるはずでしたよね。何故確認頂けないのでしょうか?とか
お客様と自分の立場をわきまえずに詰め寄る人がいます。
これは自分の考えを押し付けているだけです。
この時は99%購入が決まっていたのに、わざわざ競合とコンペをさせられたことがあります。
お客様も必ずロジカルに説明できない時もあります。
その会社からトップダウンで下りている案件で、そのお客様も腹落ちしていないけどお願いしなければいけないケースだって沢山あるのです。
そういったお客様の評価軸(何をしてほしいのか、何故これをお願いしているのか、何をすれば響くのか)を考えれば交渉内容が変っていきます。
これを積み重ねる事でお客様から絶大な信頼を得る事ができます。
そうすれば理屈がないけどお願いしたいことも時にはでてきます。そんな時助けてくれるでしょう。
実はそういった言動は大概上司である私の耳にも届きます。顧客からの評判が悪い人には大事なプロジェクトは任せられません。
いくつになっても諦めずに行動する(チャンスを逃している人)
周りにもこんな人いませんか?
YouTubeで勉強してり、講習会で勉強したり、自己研鑽に励む人って最近は多いと思います。
でも、そこで満足している人いませんか?
実はこういう人多いのです。
聞いただけで終わる人は全体の90%くらいだと言います。
更にそこから継続できる人はもっと少なくなる。
逆に言うと
『直ぐ行動して、こつこつ積み重ねる人が人より抜き出ることができる』と言えます。
何歳でも良いのです。40代や50代でもスタートが遅い事なんてありえません。
今、雇用条件はどんどん変わってきます。やり続ければ誰にもでもチャンスが回ってくるのです。
だから
『一にこだわりましょう』
最初の一歩を踏み出さないとその先の『二』も『三』もありません。
『辛い』時もあるでしょう。でも一歩進めば『幸せ』がやってきます。辛いに一を足してみて下さい。
まとめ
今回は『そなえ』と『即行動する』ことの重要性について説明しました。
そなえというと相当時間をかけることをイメージされるかもしれないのですが、
重要な事はこつこつと継続することなんです。
それは本当に積み重ねで
・人よりちょっとだけ余分に練習する
・他人ではなく、昨日の自分を追い越す事を考える
・小さな進歩が大きな差につながる
20代、30代でつまづいたからといって諦める必要はないです。
人生は100m走ではなく、なが~いマラソンです。
転んでも大丈夫。気にしない。追いつくチャンスはいくらでもあります。
だからあきらめないでください。
そうすればきっとあなたの夢がちかづくと思います。
あの元大リーガーイチローさんも『小さなことを積み重ねるのがとんでもないところへ行くただひとつの道だ』と言っています。
凡人の私はそれを信じてコツコツ積上げています。みなさんもできるはずです。
下記本の著者栗原甚さんは日本テレビの名プロデューサーです。『踊るさんま御殿』や『行列のできる法律相談所』など数々のバラエティー番組を手掛けております。これを読めば『準備』とはなにかがわかります。あのホリエモンこと堀江貴文さんも絶賛しており、仕事でも恋愛でも使える『人生を変える教科書』と絶賛した本です。是非、お時間があれば読んでください。あの芸能人がなぜいつもテレビで採用されるのか等の裏話もあり、内容も読みやすいです。